桜洞城, 岐阜県下呂市にある日本の城跡
桜洞城は、岐阜県飛騨地方の下呂市にある山上の城跡です。現在見られる遺構は、丘の岩尾根に直接築かれた石積みの基礎と土塁で、周囲の谷を見渡す位置にあります。
この城は1544年、大名・三木直頼によって築かれ、三木氏のこの地方における主要な拠点となりました。1585年には金森長近に攻略され、長近は近くに新しい城を築いたため、権力の中心はこの地から移りました。
この場所の名前は、毎年春に城跡の周りに咲く桜に由来しています。そのため、訪れる季節によって雰囲気が大きく変わります。4月に訪れると、石垣の周りに花が咲き乱れ、古い要塞の荒々しい趣が和らぎます。
城跡へは、最寄りの駅近くから始まる案内道をたどります。徒歩で約20分、起伏のある道を進みます。道は岩が多く、所々で急な坂もあります。歩きやすい靴があると楽です。
この城は軍事的な拠点でありながら、三木氏は冬の別荘としても使っていました。これは高地の城としては珍しい使い方です。この二重の用途は、この地方の山城が防御の拠点としてだけでなく、寒い季節の住まいとしても機能したことを示しています。