トリポリ, レバノンの港町
トリポリは、レバノン北部の東地中海に面した港町で、海岸線とアブ・アリ川に沿って広がっています。市街は、丘の上の中世の要塞と、古い港地区を結んでおり、そこから狭い路地が旧市街へと続いています。
フェニキア人の商人は、紀元前7世紀にここに3つの別々の集落を築き、後に単一の港町に合併しました。中世には、マムルーク朝の支配者が多くの建物を建てて都市を拡張し、エジプトとシリアの間の貿易の重要な拠点としました。
この名前はギリシャ語のトリポリスに由来し、「三つの都市」という意味で、かつて並んで立っていたフェニキア人の集落を指しています。現在でも、中庭のある大きなモスクと石造りのヴォールトの狭い路地が旧市街の景観を形作っており、商人たちは何世紀も前と同じように商品を並べています。
観光は、旧市街の屋根付きの路地を歩くことから始められます。そこには工房や小さな店が並んでいます。丘の上の要塞からは街を一望でき、中心部から歩いて約20分です。
サン・ジル城塞には、さまざまな時代の碑文や建築部材が壁に埋め込まれたまま残っています。いくつかの石には、後の改築で再利用されたフェニキア語とローマ字の刻印が見られます。