Temple of Bacchus, レバノン、バールベックのローマ神殿
バッカス神殿は、レバノンのバールベックにあるローマ神殿で、世界で最も保存状態の良いローマの宗教建築の一つと考えられています。構造は、高いコリント式円柱に囲まれた大きな長方形のホールと、後方の高い内陣から成ります。
この神殿は、西暦2世紀にローマ皇帝アントニヌス・ピウスの治世中に建てられ、より大きな宗教複合施設の一部を形成していました。1759年の地震で構造の一部が損傷しましたが、主要な骨組みはほぼ無傷のままでした。
この名前はローマのワインの神バッカスに由来しますが、学者たちはこの神殿が元々どの神に捧げられたのか今も議論しています。現在の訪問者は、扉枠や壁に刻まれた神話の場面や植物のモチーフを描いた精巧な浮き彫りを観察できます。
この場所は、日中の暑さを避け、石細工の細部が日光で引き立つ午前中の涼しい時間帯か午後遅くに訪れるのが最適です。神殿内の地面はでこぼこしているので、丈夫な靴をお勧めします。
円柱は、他の場所で仕上げるのではなく、神殿の現場で固い石の塊から直接彫られ、装飾的な柱頭が取り付けられました。この方法により、ローマの職人は作業中にデザインを調整し、非常に細かい装飾を作り出すことができました。