Kino Moskwa, ワルシャワにある映画館
キノ・モスクワはプワフスカ通りにある映画館で、戦後のワルシャワで最大級の映画館の一つでした。建物の正面には、芸術家ユゼフ・トレナロフスキが制作した石のライオンの彫刻が置かれた広々とした入口ホールがあります。
この映画館は1950年に開館し、建築家カジミェシュ・マルチェフスキとステファン・プトフスキによって設計されました。約50年間営業を続け、1996年に市内の主要な映画館の一つとして閉館しました。
この映画館はワルシャワの映画文化にとって重要な場所で、特に国際映画祭の作品が上映された「フィルム・コンフロンテーション」というイベントで知られていました。1970年代から1980年代にかけて、世界中の現代的な芸術作品を観るために映画愛好家が集まりました。
主な上映室は約1000人を収容でき、当時の映画館としては大きな部類でした。建物はプワフスカ通りの中心部にあり、市内各地からの観客が利用しやすい場所にありました。
写真家のクリス・ニーデンタールは、1981年の戒厳令下で映画館の前に置かれた装甲車両を撮影しました。その車両には『地獄の黙示録』の映画広告が掲示されていました。この写真は、商業映画の宣伝と路上の軍事的存在が共存した瞬間を記録しています。