エルトン湖, ロシア、ヴォルゴグラード州の塩湖
エルトン湖は、ロシアのヴォルゴグラード州にある塩湖で、広く平らな窪地に広がり、ヨーロッパ最大級の塩湖の一つです。水は非常に塩分が濃く、深さは季節によって大きく変わり、夏にはほぼ干上がることもあります。
この湖では18世紀初頭から塩の採取が始まり、長年にわたって国営事業として行われてきました。1865年以降は民間企業が採掘を引き継ぎ、地域経済に大きな影響を与えました。
名前はモンゴル語で「黄金の底」を意味する言葉に由来し、かつてこの地域を通過した草原の遊牧民が使っていた呼び名です。現在訪れると、太陽の光を受けて湖底が輝き、まるで別世界のような景観を見ることができます。
湖へは、ヴォルゴグラードからバスで約6時間、またはサラトフやアストラハンから列車でアクセスできます。訪れるのに最適な時期は、水量が多く気候が快適な春です。
微細な藻類であるドナリエラ・サリナが、日によって湖の水を赤みがかった色に染め、塩の表面に温かな輝きを与えます。ここの塩分濃度は死海の1.5倍もあり、少し泳ぐだけでも忘れられない体験になるでしょう。