U-70, ロシア、モスクワ州プロトヴィノにあるシンクロトロン加速器
U-70はプロトヴィノにある陽子加速器で、粒子を円形経路(周長約1,500メートル)に沿って76 GeVのエネルギーまで加速します。この施設では、粒子が主リングに入る前に、線形加速器段階で陽子を初期エネルギーまで高めます。
この施設は1967年にソビエト連邦の主要な粒子加速器として運転を開始し、核物理学研究の大きな前進を象徴しました。物理学における激しい国際競争の時代に、同国の科学的能力を示したのです。
この施設には、ロシア全土や国際的なパートナーから研究者が集まり、高エネルギー物理実験を協力して行っています。彼らの発見や成果は科学出版物を通じて共有され、粒子の挙動に関する世界的な理解に貢献しています。
この施設は、粒子ビームをリングシステムに連続的に加速・導きながら、定期的なサイクルで運転しています。訪問者は、ここが現役の研究センターであり、進行中の実験によっては立ち入りが制限される場合があることを理解しておく必要があります。
この施設での記憶に残る出来事として、1978年に保守作業中に研究者が集中した陽子ビームにさらされた事件があります。この出来事は、その人が被曝を生き延びたことで注目され、放射線安全の歴史における重要な事例研究となっています。