ローゼンバード, スウェーデン・ストックホルムの政府庁舎
ローゼンバートは、ノルマルムにある砂岩の政府庁舎で、アールヌーヴォーのデザイン原則に従い、ストレームガータン通りに面し、水面を隔てて王宮を直接望む位置にあります。ファサードには、1900年代初頭の建築を特徴づける曲線と花のモチーフをあしらった装飾的な石細工が施されています。
フェルディナンド・ボベリは、1900年にこの建物をレストランとして設計し、1956年まで営業していました。その後、スウェーデン政府が行政業務のために施設を恒久的に引き継ぎ、政府の最高執行本部に変えました。
この建物には首相官邸が置かれ、公式の閣議や記者会見の場として使われています。重要な決定が発表されたり、大臣が到着・出発する際には、ジャーナリストや写真家が定期的に入り口の外に集まります。
建物への立ち入りは政府職員と認定ジャーナリストのみに制限されていますが、訪問者はストレームガータン通りから外観を見学できます。2018年に始まった改修工事では、セキュリティ機能が追加され、業務用施設が最新化されました。
この名前は、かつて同じ場所に建っていた浴場に由来し、ウォーターフロント地域を形成していました。水面を隔てた国会議事堂への近さは、スウェーデンの憲法制度における行政と立法の空間的分離を表しています。