Gruber Palace, スロベニアのリュブリャナにあるバロック様式の宮殿
グルーバー宮殿は、リュブリャニツァ川の上の天文通りに位置し、精巧な彫刻が施された装飾的なファサードと優雅な石の門が特徴です。内部には独特な楕円形の階段があり、現在は文書の保管と保存に使用される多くの部屋へと通じています。
ウィーン出身のイエズス会建築家ガブリエル・グルーバーは、1773年から1781年にかけてこの宮殿を、自身の住居と物理学と水力学に焦点を当てた研究所として建てました。個人の邸宅として始まった後、この建物は最終的に公共利用に適応され、現在は公文書館として使用されています。
楕円形の階段には、1786年にアンドレイ・ヘルラインによって描かれた寓意フレスコ画があり、貿易、工芸、技術が柔らかなパステルトーンで表現されています。この壁画は、これらの部屋で生活し働いていた学者たちの関心を反映しています。
この建物にはスロベニア共和国公文書館があり、国の文書や歴史的記録を現地で保存しています。川沿いにあり見つけやすい場所ですが、実際に稼働している公文書館であるため、内部は通常、一般の訪問者には公開されていません。
宮殿内の礼拝堂には、18世紀の芸術家J. M. クレムザー・シュミットによるグリザイユのフレスコ画があり、聖母マリアの生涯の場面を描いています。この珍しい単色の絵画技法は、この建物の装飾に注がれた芸術的努力を示しています。