Pinara, ムーラ県にある古代都市
ピナラは、ムーラ県のフェティイェ近くにあり、巨大な岩の形成物の麓の丘陵地帯に広がる古代リュキアの都市です。見える遺跡には、劇場、オデオン、神殿、そして都市の上の垂直な崖に彫られた何百もの墓が含まれます。
ピナラはリュキア同盟の主要な都市の一つであり、紀元前334年にアレクサンダー大王に降伏するまで、連邦内で最高の投票権を持っていました。その後、この都市はローマの支配下に入り、何世紀にもわたって住み続けられ、その後放棄されました。
遺跡の周りの岩肌は、小さな家のように彫られた墓のファサードで覆われており、これはリュキア全土で一般的な埋葬様式です。これらの墓の碑文はギリシャ語とリュキア語の文字が切り替わり、両方の言語がここで並行して使われていたことを示しています。
遺跡へは、ミナレ村から狭い道を通って行きます。フェティイェとカシュを結ぶ主要道路から少し車で走ったところにあります。場所によっては地形が急ででこぼこしているため、出かける前に丈夫な靴と十分な水を持参する価値があります。
岩窟墓の一つには、塔と門のある城壁都市を描いた浮き彫りが屋根に刻まれており、リュキア美術における都市計画の最古の描写の一つと考えられています。この彫刻は、ピナラが活発な都市だった頃の姿そのものを示しているかもしれません。