Casita del Infante, スペイン、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルにある王室の邸宅
カシータ・デル・インファンテは、エル・エスコリアル修道院の南に位置する王室の邸宅で、正方形の平面を持ち、全2階が花崗岩で造られています。建物の頂部にはイオニア式の柱頭が飾られ、エレリア様式のイタリア風庭園が建物を取り囲んでいます。
建築家フアン・デ・ビリャヌエバは、1771年から1773年にかけて、カルロス3世の息子であるガブリエル・デ・ボルボンのためにこの建物を設計しました。このプロジェクトは、当時の王室建築の取り組みを反映し、その時代の建築的理想を表現していました。
中央の部屋には、音楽に関する寓意画で飾られたドームがあり、ここがもともと室内楽のための場所であったことを反映しています。この装飾は、ブルボン家がこの場所で芸術公演をどれほど重視していたかを示しています。
この建物は高台にあり、周囲の庭園を通して修道院の主要な建物群を直接見渡せます。訪問時には、起伏のある地形と小道を歩くことになるため、頑丈な靴を履いてください。
フアン・カルロス1世は、法律を学んでいた間この建物に住んでおり、彼の寝室とオフィスの家具は今も内部に保存されています。これらの私的な品々は、王室の異なる世代がこの場所とどのように関わってきたかを物語っています。