Casa del Rey Moro, スペイン、ロンダの邸宅
カーサ・デル・レイ・モロは、ロンダにある18世紀の邸宅で、グアダレビン川が刻んだ峡谷の縁に沿って建てられています。敷地には多層の段々になった庭園と、岩を直接切り開いて川まで下る階段があります。
現在の家は18世紀に建てられたものですが、ラ・ミナとして知られる岩を切って作られた階段は14世紀にまで遡り、川から市内へ水を運ぶために使われていました。建物の名前はムーア人の王に由来していますが、その構造自体がその時代のものであるという証拠はありません。
この庭園は20世紀初頭にフランスのランドスケープアーキテクト、ジャン・クロード・ニコラ・フォレスティエによって設計されました。彼は1929年のセビリア万国博覧会の庭園も手がけました。彼の影響は、タイル張りのベンチ、噴水、そして川に向かって下るテラスをつなぐ曲がりくねった小道に見られます。
敷地へのアクセスは庭園と地下階段に限られており、主要な建物は見学できません。川への下りは急で時には滑りやすい階段があるため、しっかりとした靴がおすすめです。
岩を切り開いた階段システムの中には、サラ・デ・ロス・セクレトスとして知られる部屋があります。そこでは、部屋の反対側に立つ二人が互いの声をはっきりと聞くことができますが、中央に立つ人は何も聞こえません。アーチ型の天井の形状が、音を部屋に広げずに一方の端から他方の端へ直接導くのです。

