エラガバリウム, イタリア・ローマにある古代ローマの神殿の遺跡
エラガバリウムは、3世紀にローマに建てられた主要な神殿で、ティブル川のほとり近くの谷に位置していました。この複合施設には、宗教儀式のために設計された複数の建物と開放的な場所が含まれており、市中心部からはやや離れていました。
この神殿は220年代に皇帝エラガバルスの下で建設され、彼の治世における最も重要な宗教プロジェクトの一つでした。彼の死後、神殿は使われなくなり、最終的に取り壊され、かつて印象的な建造物としてそびえていたものの遺跡だけが残っています。
この神殿はペルシアの太陽神エル・ガバルに捧げられ、伝統的なローマの崇拝とは異質な宗教的革新を反映していました。この東方的な信仰形態は、ローマが遠い土地から新しい信仰を取り入れていたことを示しています。
遺跡はローマにあり、徒歩でアクセスできますが、現在は建物や現代の構造物の下にあります。正確な場所を見つけるのが難しく、標識もほとんどないため、訪れる前に情報を集めておくと役立ちます。
この神殿には、エル・ガバル神を表す神聖な黒い石が安置され、遠方から巡礼者を引き寄せていました。この石は崇拝の中心であり、古代の作家たちは、皇帝自身が一度この石を動かそうとしたと報告しています。