伝承園, 日本の遠野市にある野外博物館
伝承園は、日本の北東部、岩手県遠野市にある野外博物館です。地元の農村から移築された伝統的な民家や農作業用の建物が、広い森林の敷地内に展示されています。敷地内には、人と家畜が同じ屋根の下で暮らしていた、曲がり屋と呼ばれるL字型の曲がった民家もあります。
遠野は、作家の柳田國男が1910年に地元の民話集を出版し、この地域の農村の伝統に注目を集めたことで広く知られるようになりました。その後、それらの物語が描いていた古い建物や生活様式の残存物を守るために、この博物館が設立されました。
園内には、東北地方の民間信仰で使われた小さな木の人形、おしらさまを祀る館があります。それぞれの人形は、信者が長い年月をかけて重ねてきた布に包まれており、そのコレクションには非常に具体的で個人的な質感があります。
園内は、庭園や畑、広場を横切る自然の小道を歩いて巡ります。歩きやすい靴がおすすめです。全体を見て回るには数時間かかります。朝に到着すれば、急がずにすべてを見るのに十分な時間があります。
遠野生まれの作家、佐々木喜善は、失われる前に地元の口承物語の収集に人生の多くを費やしました。彼が記録した物語の中には、現在博物館の敷地内で見られるまさにその場所や建物を描写したものもあり、彼の作品はこの場所の非公式なガイドとなっています。