十国鋼索線, 静岡県函南町のケーブルカー
十国峠ケーブルカーは、静岡県函南町にあるケーブルカーで、全長316メートルの線路に沿って山麓駅から十国峠山頂駅まで乗客を運びます。山頂駅は標高766メートルに位置し、周囲の山々を見渡せます。
1956年に運行を開始し、第二次世界大戦中に廃止された明見ケーブル鉄道で使用されていた設備を再利用しました。機械を再利用することで早期の開業が可能となり、山頂と谷をつなぎました。
乗客は展望台に立つことができ、かつて伝統的な領土の境界がこの地域を十の国に分けていた場所を見渡せます。山の名前がそのことを示しています。この古代の制度は、何世紀にもわたって地域社会の日常生活や周辺地域の理解を形作ってきました。
車両は15分間隔で発車し、山頂までの乗車時間は3分です。箱根からのバスとの共通券もあり、複数の交通手段を組み合わせて利用できます。
2023年12月以降、能勢電気鉄道が運行を停止した後、日本で唯一の標準軌のケーブルカーです。この技術的な詳細により、全国的にも珍しい存在となっています。