横浜日劇, 横浜市中区にあった映画館の建物
横浜日劇は、横浜市中区にあった映画館で、正面の壁面に大きな照明付きの「CINEMASCOPE NICHIGEKI」の看板が掲げられていました。館内には上映室があり、繁華街の通り沿いで目印となる建物でした。
この映画館は1953年12月に開業し、最初は日本映画を上映していましたが、シネマスコープ技術が導入されてからは外国映画の上映に切り替わりました。2005年2月に閉館するまで、50年以上営業を続けました。
この劇場は、テレビドラマ『私立探偵 浜マイク』のロケ地として使われ、横浜の街並みを画面に映し出しました。多くの地元の人々にとって、そのシーンを見ることで、この建物は街の物語の中の登場人物のように感じられました。
この映画館はもう存在しません。建物は2007年に取り壊され、現在その場所には何も残っていません。建物の歴史に興味がある方は、取り壊し後に横浜市に寄贈されたネオンサインを見ることができます。
建物が取り壊される前に最後に上映された映画は、愛された映画館の閉館を描いた『ニュー・シネマ・パラダイス』でした。大きな照明付きのファサード看板は保存され、横浜市に寄贈されました。これは、今も存在する建物の数少ない物理的な痕跡の一つです。