永楽館, 出石にある歌舞伎劇場
永楽館は豊岡市出石の歴史地区にある歌舞伎劇場で、舞台は床下の仕掛けで回転します。過去に出演した歌舞伎役者の名前を記した木の看板が劇場の壁に並び、ここに出演したすべての俳優の記録を今に伝えています。
この劇場は1901年に開場し、この地域で最も古い部類の一つであり、1964年に閉場するまで数十年間休むことなく上演を続けました。大規模な修復工事を経て2008年に再開し、それ以来、来場者や演者を迎え続けています。
公演中、観客は舞台の前に床に座るか、高くなった両側の桟敷に座ります。これは日本の伝統的な座り方です。この配置により、演者と観客は西洋の典型的な劇場よりもずっと近くにいます。
見学では、舞台や舞台裏、回転装置が置かれた地下の空間を見ることができ、建物の仕組みがよく分かります。さまざまな高さの客席から劇場を眺めると、上演者と観客のために空間がどのように形づくられたかを理解する助けになります。
この劇場には花道があります。花道は、建物の後壁から客席を通り、本舞台まで続く細くて高い通路です。演者はこの道を使って観客のすぐそばを出入りするため、舞台と客席の境界がほとんどなくなります。