矢瀬遺跡, 群馬県みなかみ町にある遺跡
矢瀬遺跡は縄文時代の遺跡で、竪穴住居跡、墓地、祭祀空間が区域ごとに分かれて残っています。遺跡内には、それらの区域をつないだ水路の跡が確認できます。
この集落は縄文時代、およそ3500年前から2300年前にかけて営まれており、初期の日本社会におけるコミュニティの組織化のあり方を示しています。約22棟の住居跡が2つの区域に分かれて配置されていることから、計画的に作られた集落構造であることがうかがえます。
この遺跡からは、縄文の人々が水場や祭祀場を生活の中心に据え、日常の行動を構成していたことがうかがえます。敷地内を歩くと、食料を調理した場所や、特別な目的のために並べた石の跡を観察できます。
現在は公園の一部として整備され、復元された竪穴住居を見学し、遺跡内を歩いて巡ることができます。公共交通機関が直接つながっているため、訪れるのに便利です。
住民たちは、川原石を敷き詰めた精巧な水路を造り、ドングリやクルミを食べる前にタンニンを抜いていました。この技法は、縄文時代における高度な食料加工と資源利用の知識を示しています。