Ruin Tower, ロシアのプーシキンにある塔
廃墟の塔は、エカテリーナ公園に立つおよそ21メートルの建造物で、頂上には円形のパビリオンがあります。ゴシック様式の尖頭アーチの窓からは、公園と隣接する湖の眺めが広がります。
ドイツ系ロシア人の建築家ユーリー・フェルテンは、エカチェリーナ2世の治世下、1771年から1773年にかけてこの塔を設計・建設しました。その後、1773年に芸術家A.ベルスキーが外壁の漆喰に人工的なひび割れを加え、古く崩れたような外観を創り出しました。
この塔の名前は、古びて崩れかけているように見せかけた外観に由来しており、庭園の中で時を超えた感覚を呼び起こすよう意図されています。訪問者は、このロマンチックな美学が公園全体の構成にどのように溶け込み、思索の場としての役割を果たしているかを観察できます。
通常はほとんどの曜日に入場でき、内部に入って高台に上り、周囲の公園を一望することができます。周辺の地面はでこぼこしていることがあるので、歩きやすい靴が役立ちます。
1772年にデミドフ工場で鋳造されたゴシック様式の鋳鉄製の門は、ロシア建築における産業用金属生産の初期の使用例の一つです。ロマンチックなデザインと工場製の金属細工の融合は、その時代に建物が建設され方における重要な変化を反映しています。