サフル大陸棚, オーストラリア北部海域の大陸棚
サフル棚は、オーストラリア北部の海域からニューギニアに向かって広がる大陸棚で、ティモール海とその周辺の海域の下に位置しています。この台地は約31万平方キロメートルに及び、かつてその乾燥した表面を流れていた河川系が残した侵食の跡が見られます。
約1万8000年前の氷河期には、この台地は完全に海面より上にあり、オーストラリアとニューギニアを一つの連続した陸地としてつないでいました。氷河期の終わりに海水面が上昇し、この地域全体が水没して、今日見られる水中の景観ができあがりました。
この棚の名前は17世紀にオランダの地図に初めて登場し、オーストラリアとティモールの間にある水中の砂州を示していました。
この台地は約600メートルの深さまで下がり、オーストラリアと東南アジアの間の異なる海域にまたがる3つの主要セクションから構成されています。科学調査隊が定期的に海底の地図を作成し、棚の縁に沿った地層を記録しています。
考古学者は、海底から石器や炉跡を発見しており、何千年も前に人類がこの陸橋を渡って移動した証拠となっています。水没した川の谷は現在、さまざまな水深や海流に適応した海洋生物の生息地となっています。