デウァ・ウィクトリクス, イングランドのチェスターにあるローマの要塞
カストラ・デーヴァ・ウィクトリクスは、イングランドのチェスターにあるローマの要塞で、石壁、角楼、長方形の街路区画からなります。内部には兵舎の基礎、標準の聖所を備えた司令部、装備や補給品の倉庫が残っています。
建設は西暦79年に始まり、北ウェールズ征服の拠点として築かれ、後にこの地域はローマの支配下に入りました。第20軍団ウァレリア・ウィクトリクスは、西暦88年からこの陣営を引き継ぎ、ブリタンニアにおけるローマ支配が終わる4世紀まで駐留しました。
デーヴァという名前は、市内を流れローマ人に水を供給したディー川の女神を表すケルト語に由来します。兵士と市民は城壁内のいくつかの神殿で礼拝しました。その中には、遠方の属州から来た商人や軍団兵が使った東洋の神々の聖所も含まれます。
ローマの城壁は徒歩で回ることができ、現代の通りに沿って走り、いくつかの区間がはっきりと見えます。地元の博物館には、武器、硬貨、兵士たちの日用品など、キャンプからの出土品が展示されています。
城外のかつての採石場の崖には、岩を切り出して作ったミネルウァの聖所があります。碑文には、2世紀に聖所を造った採石場の監督の名前が記され、ローマの女神が兜をかぶり槍を持った姿が描かれています。