高麗橋野村ビル, 中央区の商業ビル
高麗橋野村ビルは中央区にある7階建ての商業施設で、石造りの装飾、濃い色のタイル、明るい上層部を持つ特徴的な外観をしています。正面は、傾斜したスパンドレル壁と窓の下に走る装飾タイルの帯で、はっきりと3つの層に分かれています。
この建物は、1927年に建築家・安井武雄が野村徳七のために設計しました。野村銀行グループが全国に支店を急増させていた時期に建てられました。
この建物は、20世紀初頭に日本の建築が伝統的な技法と現代的なデザイン思想を融合させ始めたことを示しています。その融合は、外壁を覆う石組みやタイルの模様に見ることができます。
この建物は現役のオフィスビルであるため、一般の立ち入りは制限されています。外観の建築的なディテールを間近で見ながら歩くのが一番の楽しみ方です。
スパンドレル壁は、狭く浅い敷地という設計上の課題を解決するために意図的に傾けてあります。この珍しい角度が建物の独特な外観を生み出し、厳しいスペース制限の中で建築家が創造的に設計したことを示しています。