嫁島, 日本小笠原村にある無人島
嫁島は、日本小笠原村の父島列島北部に位置する無人島で、ユネスコ世界遺産の一部です。この島は太平洋から直接そびえる急峻な岩壁で特徴づけられ、海岸線には砂浜はありません。
20世紀初頭、約20人の小さなコミュニティがこの島に住み、土地を耕し家畜を飼っていました。第二次世界大戦後、残っていた住民は去り、二度と戻ることはなく、島は自然に委ねられました。
嫁島という名前は日本語で「花嫁の島」を意味し、その詩的な呼び名は今も小笠原村の人々の会話に登場します。名前にまつわる地元の話が受け継がれ、島は無人でありながらも地域社会の中で存在感を持っています。
この島へは父島からの船でしか行くことができず、天候や海況に大きく左右されます。この保護地域に立ち入るには特別な許可が必要なので、事前にしっかり準備することが重要です。
アホウドリは数十年の不在を経て2016年に嫁島に戻り、この島は世界でも数少ないこの鳥の営巣地の一つとなりました。この島はクロアシアホウドリの繁殖地としても知られており、同じ岩場で2種のアホウドリが共存する珍しい場所です。