Three Obliques, イギリス、カーディフにあるブロンズ彫刻
「スリー・オブリークス(ウォーク・イン)」は、カーディフ大学内の音楽学部にあるブロンズ彫刻で、3つの台形の翼が配置され、その下を歩ける空間を作り出しています。各翼は高さ約3メートルで、上部には円形の開口部があり、構造を通して周囲の景色を眺めることができます。
バーバラ・ヘップワースは、1967年の石膏モデル「スリー・オブリーク・フォームズ」を基に、1968年にこのブロンズ版を制作しました。この作品は、彼女がこのデザインから制作した数点のブロンズ版のうちの1点であり、抽象的な彫刻形式の探求における重要な段階を示しています。
この作品は、現代美術の実践における変化を反映しており、遠くから鑑賞するのではなく、抽象的な形の周りや下を歩くことで、来訪者が作品と関わることを促しています。この体験的なアプローチは当時革新的であり、現在も彫刻を全身で体験するよう人々を誘っています。
この彫刻は音楽学部の近くの屋外にあり、いつでも周りを歩いたり、下をくぐったりすることができます。時刻によって太陽の光と影がブロンズの表面に映り込み、近づく角度によって異なる視覚体験が得られます。
3つの翼は、太陽が1日を通して動くにつれて、地面と周囲の空間に変化する影のパターンを投げかけます。光と影の絶え間ない相互作用により、訪問のたびに異なる視覚体験が得られ、特に彫刻の周りのさまざまな角度から近づくときに顕著です。