Fort Gorazda, モンテネグロのコトル近くにある要塞。
ゴラジュダ要塞は、コトル近郊の山腹、標高452メートルに築かれた要塞です。石とコンクリートでできた3層構造で、左右対称の翼部が円形の中央建物につながり、コンパクトな防御設計となっています。
この要塞は1884年から1886年にかけてオーストリア=ハンガリー軍によって建設され、それまであった建造物に取って代わりました。第一次世界大戦中はモンテネグロ軍に対する防御拠点として使用されました。
正面玄関の上にある「Thurmfort Gorazda」の碑文は、コトル湾地域におけるオーストリア=ハンガリー軍の設計を示しています。要塞の中を歩くと、こうした建築の選択が当時の戦略的思考を反映していることに気づきます。
この要塞へは公共交通機関が運行していないため、自家用車でのみアクセスできます。曲がりくねった山道は急カーブが続くため慎重な運転が必要で、天気の良い日は急な坂道が楽になります。
この要塞には、世界に現存する最後の100トン級グルーソン回転砲塔が屋上に設置されています。この重砲設備は360度回転可能で、設置当時は最先端の兵器技術を表していました。