扶餘 陵山里 古墳群 百済王陵園, 韓国、扶余郡の王陵群
百済王陵は、大韓民国忠清南道扶余郡に位置する百済王国時代の古代王墓群で、ユネスコ世界遺産に登録されています。墓は地下の石造りの玄室から成り、丸みを帯びた土盛りで覆われており、なだらかな丘陵と木々の広がる景観の中に点在しています。
百済王国は朝鮮半島における三大勢力のひとつで、扶余はその最後の都でした。660年に王国が滅亡した後、王陵は長らく忘れ去られ、20世紀の発掘調査によって再び世に知られることとなりました。
いくつかの墓の内部には、百済の人々が死者を守ると信じた場面や文様を刻んだ石像や壁画が残っています。近くの博物館には埋葬室から発掘された副葬品が展示されており、当時の信仰や暮らしぶりを具体的に感じることができます。
遺跡は、丘陵や封土墓の間を縫う標識付きの遊歩道を歩いて巡るのが最適です。入口近くのビジターセンターでは背景情報を得ることができ、敷地内を歩き始める前の出発点として最適です。
武寧王陵は、遺跡内で唯一、入口付近で発見された石碑の銘文によって被葬者の身元が確認された墓です。1971年の発見当時もほぼ手つかずの状態を保っており、韓国考古学史上最も重要な発見のひとつとなりました。