Flore, フランス、ヴェルサイユの彫刻
フロラは花の女神を表す白い大理石の像で、ヴェルサイユ宮殿のドーファンの森の北東の部屋に立っています。丸彫りですが、テルメのように四角い台座に据えられ、像は片方の肩に布を結び、腰に花の輪を当てています。
この作品は1679年にコルベールがローマのフランスアカデミーに発注し、学生のラクロワが1681年8月より前に彫刻しました。その後、庭園内のいくつかの場所を移動し、1692年にドーファンの森の北東の部屋に到達し、森が再建された後の2000年にそこへ戻されました。
彼女が横に持つ花の輪は、かつてこの森の一角を囲んでいた植物の装飾を繰り返しています。そこでは植栽が彫刻と同じくらい重要でした。今日でも、白い像が背後の緑の生け垣と呼応し、石と葉を同じ庭の考えで結びつけているのを見ることができます。
彫刻は地面の高さにあり、刈り込まれた生け垣の間に立っているので、近づいて布のひだや花の細部をいろいろな角度から見ることができます。朝と夕方は光が柔らかく、真昼の強い日差しよりも白い大理石が見やすくなります。
1939年、戦争の始まりに、彫像は損傷から守るためラトナの花壇近くの溝に数か月間埋められました。また、1895年には行方不明と報告された後、鼻と右手の指三本が作り直されました。