Toulon arsenal, フランス、トゥーロンの海軍工廠。
トゥーロン工廠はフランスの地中海における主要な海軍基地であり、トゥーロン港の大部分を占め、フランス海軍のトン数の60パーセント以上を収容しています。乾ドック、原子力潜水艦用のバース、各種軍艦の整備用埠頭など、近代的な施設を備えています。
17世紀初頭にアンリ4世の下で設立され、後にコルベールとヴォーバンによって発展させられたトゥーロン工廠は、戦略的な軍港へと変貌しました。第二次世界大戦の破壊、1942年の艦隊自沈を含む試練を乗り越え、現代の軍艦建造・整備の中心地として生まれ変わりました。
国立海洋博物館では、ジョゼフ・ヴェルネやアントワーヌ・モレル=ファティオなどの芸術家による浮き彫り図面や絵画を通じて、この工廠の歴史的変遷を展示しています。また、ヒストリー・ナイトのイベントでは、定期的に講演会やガイドツアーが開催され、この海事遺産の場所を探訪できます。
この工廠では約3500人が主にナバルグループで働いており、内部にはラ・セーヌ=シュル=メールに通じる道路と鉄道のネットワークがあります。見学ツアーはシャリュセ映像図書館の講堂から出発し、定員に限りがあるため事前予約が必要です。
この工廠には航空母艦シャルル・ド・ゴールと、シュフラン型などの原子力攻撃型潜水艦が配備されており、トゥーロンはフランスで唯一、このような技術的規模の艦艇を専用バースで同時に収容・整備できる港となっています。