興礼門, 韓国ソウル鍾路区にある宮殿の門
興禮門は、韓国ソウルの鍾路区にある景福宮の敷地内に立つ宮門です。宮殿の伝統的な三門構造の中で二番目の門にあたり、公式の儀式に使われた外郭の庭へと通じています。
景福宮は15世紀初頭に朝鮮王朝の主要な王宮として創建され、興禮門はその当初の設計の一部として建てられました。この門は1914年に産業博覧会のために取り壊されましたが、歴史的な記録をもとに1997年から2001年にかけて現在の姿に再建されました。
興禮門という名前は朝鮮語で「徳の栄える門」を意味し、朝鮮王朝の宮廷生活を形作った儒教的な価値観を反映しています。門をくぐると、当時の宮殿建築の特徴である彩色された木製の梁や彫刻の細工を間近で見ることができます。
門は景福宮を訪れる際に見つけやすく、正門と宮殿内部エリアの間に位置しています。平日の午前中に訪れると比較的混雑が少なく、門やその周辺をゆっくりと眺めることができます。
この門の元の名称はシンプルに「正門」を意味するjeongmunでしたが、1426年に当時の中国皇帝の名前に似た漢字の使用を避けるために改名されました。このような名称に対する配慮は、当時の朝鮮が中国との外交関係をいかに慎重に管理していたかを示しています。