カロリン島, キリバスのサンゴ環礁
カロライン島は、キリバスのライン諸島グループにあるサンゴ環礁で、浅い中央のラグーンの周りに約39の小さな岩礁島が輪のように並んでできています。陸地は海面からわずか数メートルしかなく、狭い水路とサンゴ層が複雑に入り組んでいます。
ポルトガルの航海者ペドロ・フェルナンデス・デ・キロスは、1606年の太平洋航海中にこの環礁を記録し、サン・ベルナルドと名付けました。この場所は後に、サンゴ生態系と太平洋の定住パターンを研究する科学探検の焦点となりました。
この島には、先史時代のポリネシア人の集落跡が残っており、儀式の集まりに使われた「マラエ」と呼ばれる伝統的な石造りの構造物が含まれています。
訪問にはキリバス政府当局からの事前許可が必要で、旅行者は限られた物資と強い海風に備える必要があります。最もアクセスしやすい上陸地点は、島の南端にある岩礁の狭い切れ目です。
この環礁は、1995年に国際日付変更線の変更により、地球上で最初に2000年を迎える場所となったことで世界的な注目を集めました。この地理的な変化により、時間帯の再調整の象徴的な場所となり、一時的に世界のメディアの注目がこの太平洋の遠隔の一角に集まりました。