南パタゴニア氷原, チリのマガジャネス・イ・デ・ラ・アンタルティカ・チレーナ地域とアルゼンチンのサンタクルス州にある氷原
南パタゴニア氷原は、チリとアルゼンチンの国境に広がり、深いフィヨルドや山の湖に流れ込む氷河のネットワークを形成しています。中央部の氷は標高1800メートル(5900フィート)以上に達しますが、末端は下流の谷で海抜ゼロメートルになります。
ヨーロッパの探検家たちは16世紀以降、氷原の縁を地図に残しましたが、内部は20世紀まで未踏のままでした。組織的な調査は、国境委員会が両国の分水嶺を特定しようとした1940年代に始まりました。
地元の牧場主は、白い峰を「カンポ・デ・イエロ」と呼び、天候が変わる時に氷壁の形を頼りに方角を確認します。氷河は、この地域の集落に水を供給する川の源になっています。
最も良い観賞条件は11月から3月で、日照時間が長く、強い風も少ない時期です。国立公園内の軽いハイキングコースが最も一般的なアプローチですが、氷河ツアーには経験豊富なガイドが必要です。
この氷原は、異なる海洋に注ぐ氷河を育んでいます。チリのフィヨルドを通って太平洋に達するものもあれば、大西洋に向かって流れるアルゼンチンの湖に注ぐものもあります。この分水嶺は、アメリカ大陸を北から南へ分けています。