Astor Theatre, オーストラリア、パースの映画館
アスター・シアターは、パースのマウント・ローリーにあるアールデコ様式のシングルスクリーン映画館で、1階の客席と上のバルコニー席、そして各上映前に開く金縁のカーテンが特徴です。建物は1930年代の内装を多く残しており、天井の装飾や当時の趣を残した備品などが館内に保たれています。
アスターは1936年に開業し、パースでその時代から現在まで営業を続ける唯一のシングルスクリーン映画館です。長年にわたりさまざまな所有者を経て、シネマコンプレックスの台頭を乗り越えながらも、当初のレイアウトや内装の特徴を失っていません。
アスターには、標準的なシネマコンプレックスとはひと味違う作品を求める観客が集まります。プログラムは、クラシック映画、インディーズ作品、テーマを決めた夜の上映などで構成されています。ここでの映画鑑賞は、地域の人々が集まる場としても機能しており、常連客にとっては共同体のイベントのような体験です。
チケットは事前にオンラインで予約できます。1つのスクリーンのみで定員が限られているため、人気の上映回では予約をおすすめします。隣のOverlook Cafe & Barは上映前に営業しているので、少し早めに到着すると、よりゆったりとした時間を過ごせます。
アスターは、オーストラリアで今も70mmフィルムの上映設備を持つ数少ない映画館のひとつです。このフォーマットは現在ほとんどどの会場でも扱えません。特別上映の際にはこの設備が再び使用され、観客は映画が本来上映された形で見る機会を得られます。