イエ・プル, インドネシアのブドゥルにある遺跡。
イェ・プルは、長さ約40メートルの岩壁に詳細な浮き彫りパネルが彫られた考古遺跡です。彫刻には、古代バリの人々や動物、日常生活の場面が描かれており、人物の像は高さ約2メートルに達します。
この遺跡は1920年に地元住民によって発見され、その後のオランダ人研究者による調査と記録のきっかけとなりました。浮き彫りパネルは1500年頃のもので、中世後期のバリの重要な記録となっています。
名前はバリ語の2つの言葉を組み合わせたもので、「イェ」は水、「プル」は米の貯蔵容器を意味します。この命名は、古代バリ社会における水と農業の重要性を反映しています。
遺跡は海抜175メートルに位置し、主要な浮き彫りパネルへ続く整備された道を歩いて行くことができます。歩きやすい靴を履き、各部分の浮き彫りをゆっくりとしたペースで見て回る時間を確保してください。
彫刻の一つには、水容器を運ぶ男性が描かれており、古代の灌漑慣行が驚くほど詳細に記録されています。この場面は、その時代の農業生活の日常を垣間見せてくれます。