イナト・クチャ, サラエボ、ボスニア・ヘルツェゴビナにあるレストランと家
イナット・ハウスはミリャツカ川の南岸、市庁舎の真向かいに位置し、オスマン建築の特徴が正面に見られます。現在はレストランとして営業しており、屋内または川を見下ろすテラスで食事を楽しめます。
1890年代、オーストリア・ハンガリー帝国の統治下で、当局はこの家の取り壊しを命じましたが、所有者は取り壊しではなく移設を交渉しました。川を渡っての移設は、取り壊すのではなく、レンガごと完了されました。
この建物は、地元の抵抗の物語を象徴しており、今もサラエボの住民に共感を呼んでいます。部屋を歩くと、建物が新しい場所に注意深く移設されながらも、元の形を保っている様子がわかります。
レストランは終日営業しており、屋内または川を見下ろすテラスのどちらかを選べます。時間をかけて建物の周りを歩き、さまざまな角度から観察してください。特に川の対岸からは、市庁舎との関係がよくわかります。
元のレンガは移設前に一つ一つ番号が付けられ、新しい場所で正確に再建できるようにしました。この体系的なアプローチは当時としては異例であり、所有者が自分の所有物を元のままに保とうとする決意を示しています。