天壇, 北京の史跡公園
この複合施設は、3つの主要な建物で構成されています。高さ38メートル、3段の大理石のテラスの上に立つ祈年殿、皇穹宇、そして同心円状の大理石のリングで作られた圜丘壇です。ヒノキとマツの木が、儀式用の建物を360メートルにわたって結ぶ高架の丹陛橋に沿って並んでいます。龍と鳳凰の彫刻が、複合施設全体の木製の柱と金箔が施された天井を飾っています。
永楽帝は、南京から北京への首都移転の際に、1420年にこの複合施設を建設しました。当初は天と地の両方に捧げられていましたが、1530年に地の祭壇が別に作られたため、再設計されました。清の皇帝は1911年まで儀式を続け、1889年の火災の後に本殿を再建しました。この敷地は1918年に一般公開され、1998年に世界遺産の地位を獲得しました。
この複合施設は帝国の儀式専用で、500年以上にわたり一般の市民に閉ざされていました。儀式は冬至と夏至に年に2回行われ、皇帝は「天子」として天と地の調和を祈りました。3段の圜丘壇は、その儀式の幾何学を通じて、地上の支配者と宇宙の力とのつながりを象徴しています。
天壇路の東門からは、地下鉄5号線の天壇東門駅を利用して祈年殿に直接アクセスできます。メインの案内所では、多言語のオーディオガイドを借りられます。敷地は270ヘクタールに及ぶため、歩きやすい靴での来訪をおすすめします。地元の人は午前8時から10時の間に公園で太極拳や伝統音楽を練習しています。
圜丘壇の上段には360枚、中段には720枚の欄干板があり、太陰暦の日数と月数に対応しています。すべての石の数は、中国思想で最も高い陽数である9の倍数に従っています。祈年殿の中央にある4本の柱は四季を表し、外側の12本の柱は月を象徴しています。
