ライン渓谷中流上部, ドイツのラインラント=プファルツ州にある川の区間
中ラインは、ビンゲンとコブレンツの間の河川区間で、急な斜面に沿って67キロメートルを流れ、その斜面には40以上の城が並んでいます。水路はレン山塊を緊密な曲線で蛇行し、ブドウ園、森林に覆われた丘、川岸の小さな町々の風景を形作っています。
ローマ時代、この回廊は要塞網を通じて北ヨーロッパと地中海の交易路を結んでいました。中世には、貴族たちが川沿いに通行料を取るための城を建て、通過する船から料金を徴収しました。
ライン・ロマン主義は19世紀初頭に始まり、作家や画家が峡谷を旅し、城やブドウ園を作品に描きました。現在でも、ボートツアーやハイキングコースがその芸術的伝統を思い起こさせます。ワイン生産者は今も川沿いの斜面のブドウを育てています。
マインツとコブレンツの間の両岸に沿って2本の鉄道路線が走っており、フェリーが一年中車と歩行者を川の向こう側へ運んでいます。斜面に沿ったハイキングコースは難易度がさまざまで、濡れていると急で滑りやすい区間もあります。
マルクスブルク城は、この区間で破壊されたことのない唯一の丘の上の城であり、中世の建築と防御構造をそのまま残しています。訪問者は、変わらない部屋を歩き、さまざまな世紀の武器、鎧、調度品を見ることができます。