ネストールの宮殿, ギリシャのピュロス=ネストル市にある宮殿と考古学遺跡
ネストルの宮殿は、ギリシャのピュロス=ネストル市のエパノ・エングリアノスの丘にあるミケーネ時代の宮殿複合体です。敷地は3つの翼に広がり、倉庫、作業場、応接ホールがあり、約105室、面積はおよそ170メートル×90メートルです。
建設は紀元前13世紀に始まり、ミケーネ世界の行政の中心地として機能しました。紀元前1200年頃の火災により、複合体は完全に破壊されました。
ここで1,000枚以上の線文字Bの粘土板が発見され、ミケーネ時代の行政、交易、日常生活についての洞察が得られました。記録には、当時管理されていた物品、労働者、宗教的供物のリストが示されています。
遺跡はエパノ・エングリアノスの丘にあり、コーラの南約4キロメートル、現代のピュロスの北17キロメートルに位置しています。保護屋根が遺跡の大部分を覆っており、様々な天候でも歩き回りやすくなっています。
長方形の玉座の間の中央には、直径約4メートルの円形の炉床があります。先進的な排水システムは、雨水を粘土管を通して地下の貯水槽に導いていました。