クリュニー館, フランス、パリの指定歴史記念物。
オテル・ド・クリュニーは、パリのラテン地区にある中世後期の邸宅で、ゴシック建築と初期ルネサンスの要素を融合させています。外観には、尖頭アーチ、精巧な石彫り、装飾的な小塔などの特徴が見られ、内部には古代のローマ浴場の遺構があります。
この建物は1485年から1510年にかけてジャック・ダンボワーズの指揮の下で建てられ、1340年にクリュニー修道院が取得したローマ浴場の遺構を組み込んでいます。この古代の基礎と中世の建築の組み合わせは、同じ構造の中で異なる歴史的時代がどのように重なっていたかを示しています。
ここには国立中世美術館があり、約23,000点の収蔵品の中には、有名な「貴婦人と一角獣」タペストリーシリーズがあります。訪問者は、中世の職人技や高級品が、当時の関心や信念をどのように反映していたかを観察できます。
この邸宅はソルボンヌ大学の近くにあり、多言語対応のガイドツアーを提供しています。施設は移動に制限のある人も利用でき、中心部に位置しているため、近くの他の観光スポットと組み合わせて訪れるのに便利です。
この建物には中世の螺旋階段が2つ現存しており、主階段には精巧に彫刻された石の手すりとヴォールト天井があります。これらの階段は、縦方向の動線と装飾的なディテールが、こうした邸宅の設計にとっていかに重要であったかを示しています。