Le Paquebot, フランス、パリ15区にあるアールデコ調の集合住宅
外観は、曲線とテラス状のバルコニーを持ち、幅10メートルの狭い敷地に沿って、海洋を思わせる要素があしらわれています。鉄工芸と建築の細部は、1930年代の大西洋横断旅客船をほうふつとさせます。
ピエール・パトゥーは1934年にこの集合住宅を設計し、客船のインテリアでの経験を応用しました。1920年代の旅客船での仕事が、建築コンセプトに直接影響を与えました。この建物は後に、近代建築の重要な例として保護指定を受けました。
この集合住宅は、フランスのアールデコ建築の住宅作品の中でも最も重要なものの一つであり、戦間期のパリの都市住宅デザインに影響を与えました。海を思わせるデザイン言語は、近代的な交通機関に対する当時の熱意を反映しています。
この建物には複数階にわたって70戸のアパートがあり、一部の住戸はオリジナルのアールデコ調インテリアを残しています。個人の住居のため、見学は通りからの眺めに限られます。最寄りの地下鉄駅、ポルト・ド・ヴェルサイユ駅は約500メートル離れています。
敷地の幅は2.4メートルから10メートルまで変化し、空間構成と動線に革新的な解決策が必要でした。アルフレッド・ジャニオが玄関に彫刻の浮き彫りを制作し、レイモン・シュベスが手すりや金具の細部の鉄工を手がけました。