Église Saint-Nicolas-le-Thaumaturge de Boulogne-Billancourt, フランス、ブローニュ=ビヤンクールのロシア正教会
サン=ニコラ=ル=トマテュルジュ教会は、パリ西郊のブローニュ=ビヤンクールにあるロシア正教会です。現代的なアパートの建物の裏、小さな路地の奥に位置し、外観は青い玉ねぎ形のドームとサン=ニコラのイコンを頂いたシンプルな入口が目印です。
ロシア革命後、多くの亡命者がルノーの工場で働くためにブローニュ=ビヤンクールに移り住み、最初はレストランや改装した兵舎で礼拝を行う共同体を築きました。1927年に小さな木造教会が建てられ1930年に奉献されましたが、1943年の爆撃で大きな被害を受け、現在のレンガ造りの建物は1953年に完成しました。
礼拝は今日でも正教会の礼拝に用いられる古い典礼言語、教会スラヴ語で行われます。多くの信者が遠くから訪れ、この小さな教会で信仰と記憶をつなぎ止めています。
教会は現代的な建物の裏に位置しているため見落としやすく、入口となる小さな路地を探す必要があります。日曜の礼拝は内部を見学する良い機会ですが、礼拝時間外でも立ち寄ることができます。
内部のイコノスタスは、亡命時代にフランスで活動したロシア人移民芸術家ヴァレンティン・ズヴェチンスキーが制作しました。1943年に損傷した建物から救い出されたイコンや宗教的な品々の多くは、今日もなお教会の中に残っています。