ピーターマン氷河, グリーンランド北東部の氷河
ペーターマン氷河は、グリーンランド北東部にある海に接する氷河で、本土の氷床から北極海へと伸びる浮遊氷舌を持ちます。この氷河は広大な集水域から水を集め、北極圏で最も活発な氷河地形のひとつであり続けています。
この氷河は、北極探検と地図作成に貢献した19世紀のドイツ人地図製作者、アウグスト・ペーターマンにちなんで名付けられました。近年、この氷河システムは北極圏の温暖化により大きく変化しています。
複数の国の科学者や研究機関が、北極地域の気候関連の変化を監視するため、この氷河の定期的な観測を行っています。
この氷河に近づくには、船か飛行機を使った特別な探検隊に参加するほかありません。この地域は遠隔地で、北極圏の厳しい天候にさらされているためです。訪れる人は厳しい条件と限られた訪問期間に備える必要があります。
この氷河は北半球で最も長い浮遊氷舌を持ち、まれな極地現象です。その構造は、海洋の氷の力学を研究するための自然の実験室を研究者に提供しています。