アーグラ城塞, インド、アーグラーにある16世紀の要塞
アーグラー城塞は、インド北部のヤムナー川の湾曲部に建てられた、広大な赤砂岩の要塞です。高い城壁の内側には、複数の階層にわたる中庭、宮殿の広間、開放的なパビリオンが広がっています。
建設は16世紀半ばにムガル帝国の支配者たちによって始まり、古い要塞の跡地に新たな権力の中心地が築かれました。その後の数世代にわたり、この建物群は支配者一族内の権力争いの中で、政府の中枢から幽閉の場へと変わっていきました。
学校の団体や家族連れが一日中中庭を歩き回り、遺跡に日常的な活気をもたらしています。夕方近くになると、川に面したテラスに人々が集まり、赤い砂岩の壁に差し込む光の変化を眺めます。
正面入口は西側にあり、そこから自然な流れで一連の中庭や広間を通り抜けながら見学が進みます。奥のパビリオンや川沿いのテラスまで足を延ばしたい場合は、少なくとも2時間を見ておくとよいでしょう。
敷地の片隅にある小さなパビリオンからは、晴れた日に川の対岸にタージ・マハルの輪郭を見ることができます。ここは、かつて自らが妃のために建てた廟を眺めながら、老いた皇帝が軟禁状態で最晩年を過ごしたと伝わる場所です。
