チンクエ・テッレ, ユネスコの世界遺産
チンクエ・テッレは、イタリアのリビエラ沿いの海岸線で、5つの集落が急な崖と海の間に挟まれて位置しています。パステルカラーの家々が小さな港の上に密集して建ち並び、狭い路地や階段がつながっています。また、各集落の上の丘には段々畑のブドウ園やオリーブ畑が広がっています。
漁業集落は、中世初期にこの人里離れた海岸線に沿って生まれ、11世紀以降はジェノヴァの統治下で要塞化されました。農民は急斜面に大規模なテラスを築き、他の地中海の港と交易しましたが、20世紀に観光が農業と漁業に代わる主な収入源となるまで続きました。
漁師たちは岸壁で網を修理し、何十年も使われてきた方法で船を掃除しています。一方、地元の人々は、家族経営のトラットリアでアンチョビ、獲れたての魚介類、地元で圧搾されたワインを使った料理を提供しています。女性たちは小さな屋台で、自家製のフォカッチャや丘陵のハーブから作ったペストを販売しています。村々では、狭い路地を通って海へと続く行列を伴う宗教的な祝日が行われます。
列車は集落間を頻繁に結び、ラ・スペツィアやレバントへも行けます。ほとんどの駅は村の中心部から徒歩圏内です。ハイキングコースは急な登りと不整地のため、丈夫な靴と体力が必要です。春や秋は混雑する夏より条件が良いです。
保護区域には、モルタルを使わずに建てられた7,000キロメートル以上の乾石壁があり、何世紀にもわたる手作業によって築かれた段々畑を支えています。地元の人々は、地滑りを防ぎ、海面から直接立ち上がる45度の斜面での耕作を可能にするために、これらの構造物を絶えず維持しています。

