San Clemente Abbey in Casauria, church in Castiglione a Casauria (PE), Italy
カザウリアのサン・クレメンテ修道院は、アブルッツォ地方のカスティリオーネ・ア・カザウリアにあるロマネスク様式の教会で、高い円柱で区切られた3つの長い身廊を持ちます。主階の下には地下聖堂があり、青銅製の入口扉は72の彫刻が施された場面がパネル状に並んでいます。
この修道院は871年頃、皇帝ルートヴィヒ2世によって設立されました。彼は誓いを立てた後に建設を命じ、当初は聖三位一体に捧げられていましたが、教皇クレメンス1世の聖遺物を受け取った後に名前が変わりました。何世紀にもわたってサラセン人の攻撃を受け、地震による被害もありましたが、そのたびに再建されました。
この修道院の名前は、9世紀にここにもたらされ、今も教会内に納められている教皇クレメンス1世の聖遺物に由来しています。宗教的な祝日には、周辺地域から人々が礼拝のために集まり、何世代にもわたって地域の生活を形作ってきた伝統を続けています。
この修道院は、暖かい時期に開いていることが多く、火曜日は閉まっているため、訪れる前に確認する価値があります。敷地内には、考古学調査で見つかった物を展示する小さな博物館があり、教会内部で見るものの文脈を補足しています。
青銅の扉にある72の彫刻が施された場面には、この地域を通り抜けた十字軍や商人によってフランスや中東からもたらされた芸術的影響が見られます。この細部は、修道院が世界の遠く離れた場所と結びつける交易路沿いに位置していたことを示しています。