Abbazia della Misericordia, イタリア、ヴェネツィア、カンナレージョの旧教会。
アッバツィア・デッラ・ミゼリコルディアは、ヴェネツィアのカンナレージョ地区にある旧教会で、ミゼリコルディア運河沿いに位置し、石浮彫りと彫刻装飾が施されたバロック様式のファサードを持ちます。この建物は現在、宗教的な用途には使われておらず、一般には公開されていません。
この教会は10世紀にさかのぼり、サンタ・マリア・ディ・ヴァル・ヴェルデという名で創建されました。その後、1651年から1659年にかけて大規模な改築が行われ、現在の姿になりました。その改築を資金援助したガスパロ・モーロの胸像が、今も入口の上に残っています。
アッバツィア・デッラ・ミゼリコルディアは、ヴェネツィアで最も力を持つ同信会のひとつ、スクオーラ・グランデ・デッラ・ミゼリコルディアと深く結びついており、その本館は隣に建っています。運河沿いを歩くと、向かい合う建物の配置からその関係が今も読み取れます。
建物の内部は通常公開されていないため、ミゼリコルディア運河沿いや周辺の路地からファサードを眺めるのが一般的な楽しみ方です。カンナレージョ地区を散策していると自然とファサードの前を通ることになるため、近隣をゆっくり歩く旅程に組み込みやすい場所です。
2017年のヴェネツィア・ビエンナーレでは、公式なモスクを持たない都市における宗教的実践をテーマにしたアート・インスタレーションの一環として、内部が一時的に機能するモスクとして使われました。このプロジェクトはヴェネツィアで芸術界をはるかに超えた広い社会的議論を巻き起こしました。