San Benedetto in Piscinula, ローマ、トラステヴェレのロマネスク様式の教会
サン・ベネデット・イン・ピシスヌーラは、ローマのトラステヴェレ地区にあるロマネスク様式の教会で、中央身廊と、8本の古代の柱で仕切られた2つの側廊を中心に建てられています。柱にはさまざまな時代の柱頭が載せられ、内部は何世紀にもわたる使用を反映した、層を重ねた組み立てのような質感を持っています。
この教会が文献に初めて登場するのは12世紀後半で、ローマの宗教建造物の教皇庁台帳である『リベル・ケンスーム』に記載されています。時が経つにつれて、建物はさまざまな時代の変化を取り入れてきましたが、中世の平面計画はほぼそのまま保たれています。
名前にある「ピシスヌーラ」という言葉は、かつてトラステヴェレのこの地域にあった小さな魚の池を指しています。内部では、コスマーテスク様式の床が、幾何学模様に配置された色とりどりの大理石と石片で目を引き、今もなお空間を縁取っています。
この教会はトラステヴェレにあり、チェスティオ橋とテヴェレ島から歩いてすぐの場所にあり、この地域の散策ルートに自然に組み込まれます。周囲の通りは狭くでこぼこしているので、歩きやすい靴を履くと移動がずっと楽になります。
小さな鐘楼には1069年に鋳造された鐘が収められており、ローマに現存する最も古い鐘と考えられています。今もなお鳴り続けており、都市の中で本来の目的のために使い続けられている非常に珍しい中世の品物の一つです。