Tempio di Iside, イタリア、アグリジェントのローマ神殿
イシス神殿は、考古学公園ヴァッレ・デイ・テンプリ内にあるローマ神殿で、上部アゴラの北側テラスに位置しています。構造物には、当時のローマ建築に典型的な柱、柱頭、コーニスを備えた柱廊の遺構が見られます。
この神殿は、紀元2世紀のアウグストゥス時代に建てられました。エジプトの女神崇拝がローマ世界に広まっていた時期に建設されたもので、ローマ社会が外国の宗教を自らの精神的な景観に統合したことを示しています。
この神殿は、エジプトの女神イシスへの崇拝と奉納の場として使われていました。イシス崇拝はローマ帝国全体で人気がありました。遺跡の間を歩くと、かつてこの神聖な空間を満たしていた信仰の気配を感じることができます。
この神殿は、年間を通して開園している考古学公園の訪問中に探索できます。地面はでこぼこしていて、特に暑い時期は日差しが強いので、歩きやすい靴をおすすめします。
柱廊の一部では、アナスティローシスという専門技術を用いた慎重な復元が行われています。これは、古代の石材を元の形に丁寧に組み直す手法です。この修復過程は訪問者にもよく見え、現代の考古学の方法を垣間見ることができます。