波除稲荷神社, 東京都中央区築地にある稲荷神社
波除稲荷神社は、東京の築地地区にある稲荷神社で、神明造りの様式で建てられています。本殿は木造で、曲線的な屋根と、入り口に鳥居が並ぶ小さな舗装された中庭を持ちます。
この神社は17世紀、当時まだ湿地帯だった東京の海を埋め立てていた時代に建てられました。当初から水辺で働く人々の守り神として機能し、その役割は近くに有名な魚市場ができた後も続きました。
「波除」の名は、1659年に海に浮かぶ御神体が見つかり、埋め立て工事の波が収まったことに由来する。1923年以降は築地市場の非公式な守護神社となった。境内には玉子塚・海老塚・鮟鱇塚・昆布塚など寿司の食材を供養する塚が並び、毎年6月には築地獅子祭りが行われる。
この神社は、かつての築地市場の跡地から徒歩ですぐの場所にあり、周辺の通りから徒歩で簡単にアクセスできます。訪問には通常数分しかかからず、敷地は年中無休で、予約は不要です。
境内には区指定文化財が二つあり、嘉永元年(1848年)の獅子頭一対と、2月の節分祭追儺式に関わる獅子殿の厄除天井大獅子です。天保9年(1838年)に鋳物師・太田近江大掾藤原正次が鋳造した鉄製天水鉢も残っています。