ザレパテ, レバノン、シドン地区の古代集落
サレプタは、レバノンの地中海沿岸、シドンとティルスの間にある古代フェニキアの集落で、二つの岬に広がっています。遺跡には、港、大理石の円柱、石棺の残骸が広大な地域に散らばって見られます。
1969年から1974年にかけての発掘調査で、約20基の陶器窯が発見され、紀元前1300年頃からの継続的な定住が示されています。これらの発見は、鉄器時代を通じてこの場所が人々によって住まれ、経済的に活発であったことを示しています。
この遺跡は、紫色の染料生産の主要な中心地として機能し、その痕跡である染料工房の遺構が今日でも見られます。ここで実践されていた職人技は、この沿岸集落の商業活動が活発であったことを示しています。
この遺跡はサラファンドの現代の村の近くにあり、海辺の広い敷地に広がっていて、徒歩で探索できます。頑丈な靴を履き、でこぼこした場所には注意して進むのが良いでしょう。
発掘調査により、女神タニトに捧げられた象牙の飾り板がある聖所が発見され、このフェニキアの女神が自国の地で描かれた最初の例となりました。この発見は、フェニキアの宗教的慣習とその地中海世界との広範なつながりについての理解を変えました。