ペイズリー, レンフルーシャー州の町
ペイズリーはスコットランド西部のホワイト・カート・ウォーター川沿いにあり、中世の修道院と、砂岩の建物が並ぶ通り、かつての工業施設が混在しています。町の中心部はギルモア・ストリートを中心に広がり、店先、バス停、グラスゴーへ通じる鉄道駅があります。
修道院は12世紀に宗教の中心として設立され、スコットランド各地から巡礼者を集めました。18世紀以降、織物工場が発展し、この町は20世紀まで続く主要な繊維の中心地となりました。
ペイズリー柄は、この町の織物職人たちがカシミール地方の涙滴模様を写し、ヨーロッパの買い手向けのショールに織り込んだことに由来します。この地のデザインは19世紀に非常に人気となり、今ではこの町そのものを象徴するものとなっています。
中心部の歩道を歩けば、鉄道駅からメインストリートや修道院跡まで約10分で行けます。一部の建物は一般公開されていますが、オフィスや大学の施設として使われているところもあり、立ち入りできません。
修道院の隣の墓地には、織物職人や布地商人の墓があり、墓石には織物産業にまつわる文様が彫られています。これらの石の織機や糸巻きは、この地の職を形作った人々の日常生活を伝えています。