アグリコラ(Agricola) I, アメリカ合衆国ワシントンD.C.にある鋼鉄の彫刻
アグリコラIは、農機具の部品を組み合わせて立っている人物像にした、ペイントされた鋼鉄の彫刻です。両手に道具を持ち、生の工業用素材を使って抽象的な人間の形を作り出しています。
デイビッド・スミスは、農機具を使用した16点のシリーズの最初の作品として、1952年にこの鋼鉄の作品を制作しました。この芸術家は、工芸と産業物を組み合わせることで、アメリカの彫刻に新たな方向性を確立する一助となりました。
名前はラテン語で農夫を意味する言葉に由来し、この作品が手作業と農業生活に焦点を当てていることを示しています。人物像を見ると、彫刻家が人々と彼らが毎日使う道具とをどのように結びつけたかがわかります。
この彫刻はハーシュホーン博物館の屋外コレクションに常設されており、一年中見ることができます。訪問者は、粗い表面の質感や組み立てられた部品を、どの角度からでも間近で観察できます。
スミスは、特別に作られた美術材料ではなく、実際の農場から出た損傷した時代遅れの部品を使ってこの人物を組み立てました。この廃材の再利用により、作品は実際の農業との本物のつながりを得ました。